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【wordpress】 WordPressをざっくり

公開日: : 最終更新日:2014/05/21 WordPress

WordPressを単なるブログとして使っていた著者がサイト構築に使って見たときに、前提知識として知っておきたかったことをざっくり文章でまとめてみます。
以降、WordPress = WP、Movable Type = MT

用語については初級WordPress用語にまとめます。

Movable Type との比較

使い始めてから、しまった、となるも難なので、当然他のCMSと比較するわけですが、この辺はググればMTとの比較がでてきますので詳細はそちらにまかせます。
 まとめると

  • 速度は静的にページを生成するMTが上。但し再構築が面倒。WPはプラグインで高速化を頑張る。
  • MTはライセンスを購入する必要がある。オープンソース(TMO)は無料だが機能に制限がある。(MTOでカスタムフィールドが使えなかったのがWPを選んだ決定的な要因でした。)
  • MTはPerl+MTML(MT独自のマークアップ言語)、WPはPHP

MTはCMS、WPはブログとしてスタートしてるぽいですが、今となっては出来る事はだいたい同じようです。
よって、高速なレスポンスが最優先の場合はMT、それ以外はMPといったところでしょうか。

WordPressで出来る事

WPではビジネスサイト、ブログ、ギャラリー、SMSなどのサイトを作成・管理できます。ここでは、各サイトの構成要素であるコンテンツの種類について説明します。

投稿タイプ

管理画面からコンテンツをアップロードする際にコンテンツの種類を分ける大元が投稿タイプです。
デフォルトでは「投稿」と「固定ページ」が用意されています。
投稿はブログ記事、固定ページは静的ページを作成するのに利用されます。
ビジネスサイトでゆうと、トップページや企業説明ページ等が「固定ページ」、お知らせ等が「投稿」となります。
「投稿」はカテゴリやタグで分類可能で、「固定ページ」は階層構造で管理可能です。

カスタム投稿タイプ

 新しい投稿タイプを追加するのがカスタム投稿タイプです。これは、「カスタム投稿タイプ」という、投稿タイプとは別の新しい機能があるのではなくて、投稿タイプを「追加」する機能になります。
なので、カスタム投稿タイプのスラグにpostやpageを指定することは出来ませんし、後述のカスタムタクソノミーを投稿や固定ページに適用することもできます。

 カスタム投稿タイプの管理方法は、時系列に管理する「投稿」のような方法と、階層構造で管理する「固定ページ」のような方法があります。じゃあ、「投稿」と「固定ページ」でいいじゃん!となりますが、明らかに種類の異なるコンテンツを管理したり、記事ごとに投稿する担当者が異なる場合、カスタム投稿タイプを分ける方が管理しやすくなる傾向があります。作らなくても出来るけど、作ったほうがわかり易いといったところです。

 利用例としては商品カスタム投稿タイプを作成して1商品を1記事として、担当者が簡単に投稿、削除出来るようにするものです。お知らせやブログとは全く異なる形式で表示するのでカスタム投稿タイプとして投稿タイプを追加します。

カスタムタクソノミー

聞きなれない言葉ですが、タクソノミーは[taxonomy](分類、分類学)です。投稿は標準でカテゴリやタグで分類出来ますが、新たな分類法を追加するのがカスタムタクソノミーです。といっても、先に上げたカスタム投稿タイプと同様、カスタムタクソノミーという独立した機能というよりは、タクソノミー(カテゴリやタグといった分類方法)を追加するだけです。タクソノミーを追加することは、音楽ブログのカテゴリに「ロック」や「ジャズ」といった項目を追加することではありません。「ロック」や「ジャズ」といった音楽の「ジャンルによるカテゴリ」とは別に「1980年代」「1990年代」といった全く違う視点で分類する「年代によるカテゴリ」を追加することです。
 カスタムタクソノミーではカテゴリのように階層を持った分類の他に、タグのように階層を持たない分類も可能です。カテゴリやタグと全く同じ機能を持ったカスタムタクソノミーで標準の投稿タイプを分類することも、カスタム投稿を分類することもできます。

 利用例ですが、投稿を「映画」「本」「日記」というふうに記事の「対象で分類」している人が、「やっぱりカテゴリは”楽しい”、”悲しい”、”怒り”に分けて分類したい!」というように、記事を「感情で分類」したいとなった場合に、カスタムタクソノミーを「投稿」に追加すると、「対象」と「感情」といった全く異なる観点で記事を分類することが出来るようになります。

 1つのタクソノミーは1つの投稿タイプにしか適用できないので、カスタム投稿タイプを作って、記事を分類したい場合は必ずカスタムタクソノミーを作成する必要があります。

カスタムフィールド

 カスタムフィールドは標準で用意されている、タイトルや本文、作成日時などの他に独自の入力項目を作成する機能です。
カスタム投稿として「商品」を作った場合は「価格」や「サイズ」などをカスタムフィールドとし追加することが出来ます。

WordPressで出来る事まとめ

 以上がWPで使用するコンテンツの種類です。これらの組み合わせで、ビジネスサイトやブログ、ギャラリーサイトを作成することが出来るようになります。商品カタログと中の人ブログ付きのコーボレートサイトなんてのも出来ます。
 SNS機能については必要になってから調べたいと思います。

WordPressの仕組み

ここではWordPressがコンテンツを表示するための仕組みについて説明します。

テーマ

 テーマはサイトのデザイン(=見た目+設計)を定義したもので、カスタム投稿やカスタムタクソノミーなどの定義もここに含められます。
テーマの定義は下記にあり、これがテーマのルートディレクトリになります。

/WPのインストールフォルダ/wp-content/theme/テーマ名

テーマの最低構成要素は下記2ファイルです。
テーマルート/
 style.css
 index.php

style.cssの中に

/*
Theme Name: テーマ名
*/

と書くことで管理画面にテーマとして表示されるようになります。
もちろん、テーマのスタイルについてもこの中に記述することが出来ます。
コンテンツの表示はindex.phpが行います。

コンテンツの表示

投稿の表示

プラグイン

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