【aws】 AWSでロードバランサー+MultiAZ構築
公開日:
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aws
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AWS Documentation
まずは言葉の定義から
- リージョン
- データセンターが置かれる地域。awsでは世界中にあるデータセンターを8つのリージョンに分けて分類している。
- アベイラビリティーゾーン 略 AZ [Availability Zone]
- リージョン内の1データセンター。独立した電力、冷却および物理的セキュリティを備える。
- ELB [Elastic Load Balancing]
- 仮想ロードバランサー
- EC2 [Amazon Elastic Compute Cloud]
- 仮想サーバーサービス
- EC2インスタンス
- EC2仮想サーバーの1つの実行単位。
- インスタンスタイプ
- マイクロやスモールなど、インスタンスのスペックや実行条件の分類
- EC2インスタンスのライフサイクル
- 起動[running]:起動状態
停止[stopped]:OS停止状態。インスタンスストアのデータは消滅し、再起動jにプライベートIPを再取得する。
終了[terminated]:ハードウェアが消滅するイメージ。 - RDS [Amazon Relational Database Service]
- 仮想リレーショナル・データベース
- Multi-AZ
- RDSインスタンスの同期「スタンバイ」レプリカを別のAZ内で運用する仕組み。
- AMI [Amazon Machine Images]
- EC2インスタンスのイメージ(テンプレート)。AMIをもとに同じ設定のインスタンスを作成することができる。使用するルートデバイスによりAmazon EC2 instance store-backed AMI と Amazon EBS-backed AMIの2種に分類される。
- EBS [Elastic Block Store]
- 永続ストレージサービス。Amazon EBS-backed AMIのルートデバイスとして使用される。インスタンス終了後もデータを保持する。
- インスタンスストア Instance Store
- Amazon EC2 instance store-backed AMIのルートデバイスとして利用される。ホストコンピュータ上に存在し、EC2インスタンス存続中のみデータを保持するため、永続データの保存にはEBSを使用するか、継続的にS3に保存する。マイクロインスタンスと一部のインスタンスは使用できない。
- Amazon EC2 instance store-backed AMI
- インスタンスストアをルートデバイスボリュームに持つ。
- Amazon EBS-backed AMI
- EBSをルートデバイスボリュームに持つ。
続いて手順
EC2インスタンスとRDSが1つある状態からスタート。
1. インスタンスの複製
トップナビゲーション > Service > EC2 選択
サイドナビゲーション > ELASTIC BLOCK STORE > Volumes 選択
複製するインスタンスのボリュームを右クリック > Create Snapshot 選択
サイドナビゲーション > ELASTIC BLOCK STORE > Snapshots 選択
作成したスナップショット右クリック > Create Image from Snapshot 選択
サイドナビゲーション > IMAGES > AMIs 選択
作成したAMI右クリック > Launch 選択
ウィザードに従ってインスタンス作成。
セキュリティグループ 今回は複製元のインスタンスに設定されたセキュリティグループを選択。
※デフォルト設定でLaunchすると、インスタンスのステータスが「1/2 checks passed」で進まなくなりました。
私の場合はAMI作成時に元となるインスタンスのKernelIDを指定するとうまく起動するようになりました。
2. RDSへ接続
コピーしたインスタンスのセキュリティグループがコピー元と異なる場合は、設定したセキュリティーグループをRDSからも設定する。
同じセキュリティグループを選択している場合、ここでの操作は必要ない。
トップナビゲーション > Service > RDS 選択
サイドナビゲーション > Security Groups 選択
対象のRDSインスタンスのセキュリティグループを選択
Security Group Detailsの項目に新しく作ったEC2インスタンスに設定したセキュリティグループを追加
3. ロードバランサー設定
トップナビゲーション > Service > EC2 選択
サイドナビゲーション > NETWORK & SECURITY > Load Balancers 選択
Create Load Balancerボタンをクリック
ウィザードに従って設定。負荷分散するインスタンスをここで設定する(後で変更可)。
作成されたロードバランサーを選択
Description > DNS Name アクセスするURLを確認
4. マルチAZ
RDSのインスタンスを選択して下記を変更
・Multi-AZ Deployment: Yes
同リージョン内の異なるAvailavilityZoneにスタンバイを配置。
プライマリに障害があった場合、自動でスタンバイに接続される。
スタンバイと同期をとるためレスポンスが大きくなる可能性がある。
・Enabled Automatic Backups: Yes
1日1回のバックアップとトランザクションログによって任意の時間の状態に復元を可能となる。
バックアップ中はI/Oが停止する場合があるが、Multi-AZが有効であればスタンバイからバックアップが取られるため停止は起きない。
以上
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